旅行というと都会だったり歴史的建造物だったり、はっきりと観光地って感じの場所が定番ですよね。僕も京都とか大好きですもん。
でも、今回あえて提案させていただくのは屋久島。数千年の歴史をもつ太古の大自然って、やっぱり人の手では作り出せない世界観があるんです。
まぁそんな感じで、屋久島を満喫する旅行プランについて個人的におすすめな5つの観光名所をまとめています。
人生に悩むそこのあなた。あれこれ悩むのは屋久島をいっぺん訪れてからにしてみて。
◆「もののけ姫」で世界的に有名な屋久島の大自然
「屋久島とはなんぞや」と思う人は、まずスタジオジブリの長編作品「もののけ姫」を思い浮かべてください。太古の日本に存在したという「シシ神の森」を舞台に “人と自然の対立” を描いたこの作品は、他でもない屋久島もモデルとしているんです(公式発表)。ちなみに屋久島は鹿児島県です。
作品からも伝わりますが、ここ屋久島の大自然は星のもつパワーというか覇気というか、とにかく迫力が物凄くって、同時に繊細な一面も感じさせる。なんか「自然の力ってすごいんだな」としんみりしてしまう。よく “自分の悩みなんて吹き飛ぶ” なんて表現する人もいますが、これ本当。
ではでは、僕がおすすめする観光スポットをざっくり5か所紹介しましょう。と言っても、他の観光サイトでも解説されてる場所ばかりなんですけどね。
① 屋久島のシンボル「縄文杉」
屋久島の観光スポットとして、アクティブな方々に人気なのが「縄文杉」。杉といえば日本各地に点在する樹木ですが、なかでも屋久島の縄文杉は唯一無二の特別なもの。なんと縄文杉の樹齢は7,200年ともいわれ、ぶっちぎりで日本最古の木なのです。クレオパトラとかそのくらいの時代から育ち続け、樹木の高さは25m、周囲は16mを超え、国内としては規格外のサイズを誇ります。
めちゃめちゃ山深くにあるので、縄文杉へのアクセスはかなりハードな登山でした…。まぁ辛いだけあって、たどり着いたときの感動には何も勝ります。お年寄りや小さなお子さんにはおすすめできませんが、体力に自身のある方にはぜひ一度足を運んでいただきたいスポット。
② ロマンチックな景勝地「 ウィルソン株」
ロマンチックな景勝地として名高いのがこの「ウィルソン株」。樹齢3,000年の杉の切り株なのですが、幹の内部が約16㎡ほどの空間になっており、内側から上を見上げると天井がハート形の吹き抜けになっています。旅行前のリサーチでは「ハート型だなぁ」程度に考えてましたが、実際に見ると想像してた以上にハート。
ちなみにウィルソンという名称は、この株を紹介した植物学者「ウィルソン博士」にちなんでいるそう。 そしてロマンチックさとは裏腹に、ここも標高1,030mの高さにあることから道のりが大変ハードなことで知られ、体力自慢でないと難しいかも…。余談ですが、この切り株は16世紀に京都の方広寺の建築するため伐採されました。
③ もののけ姫のモデル「白谷雲水峡」
写真で一目瞭然ですけど、冒頭で触れたもののけ姫のモデルってのはここ「白谷雲水峡」です。けっこうしっかりめに公式発表されているので、マジで世界的に有名な観光スポット。ジブリ作品は幅広く人気ですが、太古の日本を描いたもののけ姫はとくに諸外国から絶大な評価を得ており、その舞台を一目見るために国内外から数多くの観光客が訪れます。
木々や岩にびっしりと苔が生え、太古の日本をそのまま保存したような森の姿はまさに感動の一言。マジで感動でしかないです。手つかずの大自然が織り成す幻想的な世界観を見ると、ほんと悩み事なんて吹き飛びますよ。あと、個人的にジブリ作品ではもののけ姫が一番好き。見たことない人はぜひ一回見て。
④ 日本の滝百選の一角「大川の滝」
屋久島はなにも木々だけが観光ポットではないんです。その代表例が「大川の滝」。九州地方で一番大きいとされるこの滝は「日本の滝百選」にも選ばれるスポットで、高さ88mから落下する大瀑布は圧巻。ここで滝行したらたぶん死ぬ。
また、付近には「名水百選」にも選ばれる「大川湧水」があります。マイナスイオンって科学的に認められてるのか知らんけど、たぶん大川の滝はイオンで溢れかえってたと思いますよ。寿命が2年は延びる気がする。
⑤ 初心者にもおすすめ「ヤクスギランド」
ハードなトレッキングが要求される屋久島の中で、数少ない初心者向けスポットがここ「ヤクスギランド」。ヤクスギランドは道がある程度整備されており、30分~150分の4つのコースに分かれているので、体力がない方でも大自然を満喫することができます。もののけ姫感はあんまりないけど。
縄文杉ほどの大迫力はありませんが、手つかずの自然ならではの個性的な形状の植物を間近で観察できるので、気軽に太古の自然を楽しめるのがメリット。家族や恋人と行くならおすすめです。まぁ僕は野郎だらけの旅行だったから、ここへは行ってないんですけどね。
◆ 屋久島の大自然でリラックス
僕の思い、伝わったかな。若いうちって福岡とか大阪とか沖縄とか、「THE観光名所」みたいなところに行きがちですけど、屋久島みたいな大自然を満喫するもの乙だと思います。むしろ若いうちにこそ、この幻想的な世界観を体感してもらいたい。人としての深みが増すような気がします。
「このあいだの旅行どこいったの?」に対して、「あん?屋久島」って回答できたら、めっちゃシブいと思いませんか。気になった方はぜひ一度訪れてみて。