僕がファッションに興味をもったのは、たしか高校生から大学生にかけての時期だったかな。当時お洒落な友達を真似てみたけど、やっぱり何が良い着こなしなのかわかってなかったから、今思えばけっこうダサかった気がしますね。
うん。というわけで今回は、そんな後輩諸君にむけて「ファッション初心者はまず白×黒からスタートしてみるといいよ」ってな感じの内容をお届けします。
おい、そこのダサ男。安心してください、僕もかつてそうだったから。
◆ 白×黒の配色は究極のおしゃれ
ファッションにも系統が色々ありますけど、すべてにおいて共通してるのはシルエットと色使いの重要性です。この2つが微妙だと、どれだけ高いアイテムでもお洒落には見えない。成金な人にありがちな現象ですね。
今回の趣旨はつまるところ、「色使いに悩んだ挙句ガチャガチャなダサコーデになるくらいなら、はじめから白黒だけ着たほうがいいよ」ってこと。
これ、親世代からは「若いのに地味な服装だな」って言われがちなんですけど、まずは論より証拠。僕の敬愛する男前研究所からスナップを拝借したので、ちょっと画像をみてください。
どうです、めっちゃかっこよくない?まぁ、外国人がモデルってのもあるんですけど、しかし彼らは特別すぐれたスタイルってわけでもない。ファッション初心者でもすぐに真似できそうなコーディネートですよね。
こちらは夏の着こなし。半袖ってカジュアルな雰囲気になりがちですけど、配色を白と黒に絞ることでラフになりすぎません。これこそ白×黒コーデの真骨頂ですよ。
では、僕の実際のワードローブを紹介しつつ、ポイントなんかを解説していきましょう。
① ボリューム感のある着こなしも白黒で
これはユニクロのフリースを軸に、白のインナーに黒いデニムを合わせたコーディネート。少し大きめのフリースとハイカットの白スニーカーで、ボリューム感のあるストリートテイストな着こなしです。
これが明るい色のアウターだとカジュアル感が強まりますが、黒でまとめることで落ち着いた雰囲気を保っています。
スニーカーはエアジョーダンですけど、他はすべてユニクロ。上下合わせてせいぜい7,000円ほどなので、学生さんにもおすすめです。
② 白シャツでクリーンな着こなし
白シャツに黒いタイトデニムに、黒いスタジャンを羽織ったコーディネート。足元には灰色のコンバース オールスターです。シャツと薄めのスニーカーによって、①よりもクリーンな着こなしに仕上がっています。
アウター、パンツ、インナーの配色など、着こなしの構造としては①と同じ。アイテムの選び方で雰囲気を変えたバージョンってところですね。色合いは変えずに、僕はこうやってマンネリ化を防いでいる感じです。
ユニクロとコンバース、組み合わせとしてはかなり低コストなんですけど、ぜんぜん安っぽく見えないですよね。このように、白×黒は実際よりも高額なコーディネートに見せることができます。
③ 真夏でも白×黒で手軽にお洒落
半袖の白Tシャツに黒いタイトデニム、さきほどの白スニーカーというコーディネート。といっても、①の着こなしからアウターを脱いだけですけどね。
画像だとわかりにくいけど、これ30度超えのめっちゃ暑い日。こんな猛暑日は快適さ優先で手抜きコーデをしがちですが、白と黒でまとめるだけで手抜き感がなくなるんです。
メンズファッションの究極系はスーツスタイルと言われていますが、黒と白の組み合わせはこれに近づけるというわけですね。配色を意識するだけでこうも印象は変わります。
◆慣れてきたら色を入れるのも良い
ずっと白と黒だけってのもいずれ飽きが来ると思うので、そんなときはワンポントで色を投入してみるのもいいですね。
こちらは③の猛暑日の着こなしとまったく同じアイテムを、カラーパターンを変えて合わせただけのコーディネート。もちろんすべてユニクロ。ユニクロは同じアイテムでもカラーバリエーションが豊富なので、もう大好き。
ポイントは白黒に+1色と、カラーリングを計3色に留めておくことかと思います。このコーディネートで例えるなら、パンツとシューズは黒でまとめて、Tシャツで茶色を投入する感じ。この法則を守れば、まぁだいたい大丈夫です。
こうすることで、ガチャガチャせずに色合いのある着こなしが可能になります。個人的にはパンツとシューズを黒で統一して、トップスに色味をもってくればOKかなって思ってます。
◆ 白黒から始めてファッションを手軽に
ざっとまとめるとこんな感じ。とどのつまり、色をガチャガチャさせないことが鍵ってわけです。
様々なファッション系統を経験して、結果モノトーンに落ち着く人が大勢いることからも、シンプルな装いこそ究極の形であることを物語ってますよね。
「ファッションに興味でてきたけど、右も左もわからん」って人は、ぜひ白黒の着こなしからスタートしてみてください。